〜馬を溜める〜バスケブログ

NBAペイサーズファンのバスケブログです。ペイサーズに限らず様々なジャンルのバスケ情報を紹介できればと思います。

Cavs@Celtics Game 1

 

カンファレンスファイナルになってしまいましたのでメモ程度でも感じたこと、思ったことを書きたいと思います。今回は第1戦なのでしっかり試合を観てスタッツ等も調べて書きますが、いつまで続くかはわかりませんw

 

セルティックスのオフェンス

セルティックスのアル・ホーフォードはキャリアを通してレブロンのチームに対してプレイオフで1勝15敗で大きく負け越しているんですね。その16試合でホーフォードは平均10.9点、4.3リバウンド、±は合計-236と苦しんでいました。

しかしこのシリーズでは活躍できるかもしれません。というのも、キャブスはシューターを並べるためケビン・ラブ をスターティングCにしているので、セルティックスの選手たちも言っていた通り、ラブではホーフォードを守れないと思われるからです。

この試合、セルティックスはラブとトリスタン・トンプソンに対して合計41回のピック&ロールを仕掛けたそうです。そしてそのほとんどにホーフォードが関わっていました。

セルティックスはキャブスが常に後手に回っているように見えるほど良い形で攻めることができていました。良い形というのは具体的に、オンボールでもオフボールでもスクリーンを使ってミスマッチを作り、キャブスのディフェンスが前にプレッシャーをかけてくると今度は逆に裏をついてゴール下まで1パスで繋いでイージーシュートといった形です。だからキャブスが後手に回っているように見えたんですね。第2Q残り9:05のオフェンスではオフボールのロジアーに対してクラークソンがボールを持たせないようプレッシャーをかけますが、それに気付いたロジアーが裏をつき45度をバックカット。トップでボールを持っていたホーフォードからパスが通りイージーなレイアップを打ちました(シュートは外れましたがw)。

 

◯キャブスのディフェンス、オフェンス

セルティックスの華麗なパス回しでの攻めに加え、キャブスのウイング陣ではブラウン、テイタムを守れません。元々個々のディフェンス、チームディフェンスとも微妙なキャブスですが、ここのマッチアップはホーフォードとラブのところと同じくらい厳しいかもしれません。まあディフェンスはプレイオフ序盤から良くなかったのである程度想像の範囲内ですが、キャブスのオフェンスについて疑問点があります。

 

それは、レブロンのアタックがかなり少なかったことです。

この試合ではレブロンやPGがトップでボールを保持し、シューターがオフボールスクリーンで上がってくる→スリーという形を多用していました。しかしこれが全く決まらずキャブスのスリーは4/26で15%でした。キャブスが良い形でスリーを決めているときは、レブロンのドライブやポストアップからのアシストが多い印象です。筆者はペイサーズ贔屓なので1回戦でこれをやられるのが対戦相手として1番嫌でしたw

 

実際に、プレイオフ1回戦7試合でのレブロンの平均アシストは7.7でしたが、この間のキャブスのレブロン以外のスターター4人の平均得点は34.9点でした。しかしラプターズとの2回戦ではレブロンの平均アシストが11.3に増えると、4人の平均得点は57.8点まで増加しています。4連勝したラプターズとのシリーズではレブロンのアタックから周りの選手が合わせて攻めることが出来ていたんですね。

 

ここ数年キャブスがホークスやセルティックスと対戦するとき、レブロンがホーフォードをスクリーンから外に引っ張り出してアイソレーションという形がよく見られていました。2016年のファイナルでレブロンがフェスタス・エジーリに対して何度も攻めたのと同じような格好ですね。

今日の試合ではレブロンがホーフォードに対して攻めたのは2回、決まったのは1回です。第3Q残り2:25秒でベインズに対してドライブしAND1を決めましたが、こういう形を増やすべきでしょうね。ヘルプに行きづらいですし、もしヘルプが来たらパスを捌くことができます。よくキャブスはサポーティングキャストがステップアップすべきと言われますが、そのサポーティングキャストのシュートもレブロンのアシストから生まれるのですから。

 

セルティックスのディフェンス

レブロンへのセルティックスのディフェンスですが、ポストアップに対しては、まずボールマンに思いっきりプレッシャーをかけ(パスが山なりになるので時間がかかる)、レブロンとマッチアップの選手はフロントに立ち、後ろから3線がスティールやヘルプを狙うのが有効でしょうね。実際に第3Q残り9:28の場面でロジアーがインサイドでレブロンについていたとき、後ろからコーナーにいたブラウンがカバーに行きスティールしました。この時大切なのは45度のディフェンダーがコーナーへのパスを狙うことです(カバーダウン)。この場面ではモリスですが実際に動けていますね。ヘルプやダブルチームに行ったら3線のディフェンダーが次のパスを狙うのがセオリーです。これを徹底していつでもできているセルティックスのディフェンスはやはりかなり良いですね。

 

◯第2戦以降

まだ1戦目ですから、キャブスも修正してくるでしょうしレブロンも本気モードでくるでしょう。今日の試合はセルティックスの完勝でしたがこういう試合の次の試合でこそ怖いのがレブロン。勝敗予想ですか?全くわかりませんw

(筆者はどちらかを推しているわけではなく中立の視点です)

ただ上記のポイントは重要になってくると思いますので、両チームどういう対応をしてくるのか注目です。

 

そう思う!やここは違うと思う!など、筆者の勉強のためにも様々な意見を伺いたいので、 ご意見ありましたら大歓迎です!

よろしくお願いします!

 

参考文献:ESPN