〜馬を溜める〜バスケブログ

NBAペイサーズファンのバスケブログです。ペイサーズに限らず様々なジャンルのバスケ情報を紹介できればと思います。

FIBAワールドカップ一次予選vsオーストラリアを観に行ってきた!

 

6月29日(金)に千葉ポートアリーナで開催されたFIBAワールドカップ一次予選Window3、日本vsオーストラリアを観戦に行ってきました!

千葉ポートアリーナBリーグ千葉ジェッツが2016-17シーズンのホーム最終戦で観客数7,000人を記録したアリーナですね。普段は3面取れるんですが1面にするとそんなに入るんですね。

 

現在予選4連敗中の日本にとっては負けられない試合なのですが…

オーストラリアは世界ランク10位(日本は48位)、リオ五輪でもベスト4に入った世界屈指の強豪です。。

現在予選でも負けなし、さらにNBA選手のデラベドバ、メイカー(共にバックス)が加わったオーストラリアとの試合はかなり厳しい展開になると予想される中で始まった試合でした。

 

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個人的にはもし日本が負けても家から30分の場所で八村塁、デリー、メイカーが観れるならいいか、ぐらいの心持ちで観ることにしていましたw

日本に八村、ファジーカスが加わったとは言えオーストラリアはアジアでは頭2つくらい抜けた存在なので。

 

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アップするマシュー・デラベドバ

 

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216cmのソーン・メイカー、細っ

 

日本のスターターは富樫、田中、比江島、八村、ファジーカス。

 

日本のオフェンスは八村くんがいきなり2連続ミドルシュート!その後スリーにスピンムーブからのレイアップも決め1Qだけで13点の八村くん。すごい!

ディフェンスは最初の1回目はマンツーマンでしたが、次のディフェンスからゾーンでした。その後どっちのディフェンスも見られましたが、自分たちが決めた時はゾーン、外したらマンツーのように決めていたのかもしれません。マンツーだとファジーカスがどうしてもスピードのミスマッチで狙われて決められますがインサイドは身体を張ってよく守ります。ゾーンでもみんなでよくローテーションしてすごい運動量で守ります。リバウンドもスクリーンアウトを徹底して全員で飛び込んで取ります。

試合前のインタビューで八村くんがスクリーンアウトの練習をたくさんしたと言っていましたが本当によくできていました。

序盤はオーストラリアの外が落ちていたというのもありリードします。

オーストラリアは攻めあぐねている感じがありTOを引き出す場面もありました。交代で出てきた篠山も気合の入った良いディフェンスを見せ、第1Qを23-16で終えます。

この時点で考えていたこと:「ん、オーストラリアはまだ様子見なのかな?リードしてるけどきっかけ1つで追いつかれるかもしれない。そういえば今日部長うざかったな。」

 

第2Qも篠山はデラベドバに対し良いディフェンスをし、馬場雄大竹内譲次も積極的に攻めます。八村、ファジーカスの加入だけでなく、これまで日本代表で戦ってきたメンバーも奮闘します!竹内譲次はファジーカスを休ませている時間、本当に良い繋ぎをしましたね。引き続きよく守り、オフェンスでは八村、ファジーカスのスリーもあり42-33でこのQを終えます。

この時点で考えていたこと:「あれ、ひょっとしてこれいける?」

 

第3Qは八村くんのオフェンスリバウンドからバスカンでスタート!しかしデラベドバ、メイカーのNBA組が徐々に積極的に仕掛けてきます。デラベドバはフローターを2連続で、メイカーもスリーを決めてきます。

オーストラリアはだんだん日本のゾーンに対する攻め方をわかってきている感じがありました。ファジーカスがいる側のコーナーから30°くらいの位置にボールを落とします。トップのディフェンダーはすぐそこまで下がれませんし、ファジーカスはコーナーまで出られません。ご存知の通りファジーカスは遅いんですねw

スリーを数本決めたら日本の意識は外に向きます。すると今度は中でスクリーンをかけてゴール下を決めてきました。デラベドバは落ち着いてパスを供給していましたね。

日本は徐々に点差を縮められ、一時50-50の同点に追いつかれます。

しかしここでパスを回しファジーカスのインサイドの得点などで逆転は許しません。よく持ちこたえました。

64-58で第3Qを終えます。

この時点で考えていたこと:「マジでオーストラリアに勝てる!?ここまできたら勝ってくれええええええ!」

 

第4Q序盤は両チームなかなかFGが決まらず64-60で残り7分を迎えますが、ここで第3Qに脚を痛め下がっていた馬場雄大が戻ります。そして戻ってすぐミドル!66−60!

その後も篠山がグッディから相手のTOを誘ったり、竹内譲次インサイドでメイカーを止めたりして69-64で残り5分を迎えます。

そして八村がドライブから左手で難しいフックを決めます。ゴンザガ大入学後に磨かれたプレーの1つですね。しかしその後メイカーの超絶ダンクなどで71−68。会場はなにか見てはいけないものを見たようなどよめきでした。

篠山がお返しのフローターで73−68。

しかしすぐにメイカーのバスケットカウント。やはりリーチとスピードが違います。

フリースローで73-71。

その後またファールしフリースローを1投決められて73-72。

比江島のドライブに馬場が合わせてバックシュートで75-72!残り2分!

オーストラリアはデラベドバのアシストからインサイドで得点。75-74。残り1分。

残り40秒、日本は絶対的得点源ファジーカスにボールを託します。

ファジーカスはシュートにいきますが、下でボールを弾かれまさかのTOになります。

残り30秒。

オーストラリアは早く攻めますがファジーカスが戻れません。

左コーナーでワイドオープンができます。

シュート。

これが外れ、216cmのメイカーがORを取りそうになりますが、高いジャンプで弾いたのが馬場雄大。ものすごい跳躍力!

ボールは篠山のもとに落ちます。

そのままドリブルで駆け上がる篠山。一気にゴールまで一直線。レイアップ!!!よく決めた!77-74。残り20秒。

オーストラリアタイムアウト

 

タイムアウト明け、オーストラリアはいきなりスリーを打ちます。ぬああああ、外れてくれえええええ。

これが外れる!

比江島のリバウンド。

前に走っていた八村にパス、ワイドオープンでダンク!!!!!79-74!残り10秒!

会場のボルテージはマックス!総立ちでした。

次のオーストラリアのオフェンスに日本がファールをしてしまいフリースロー。1投目決められて79-75。残り8秒。

2投目は外れますがORからロングスリーを決められます。79-78。残り0.9秒。

スローインでボールを入れた瞬間に終了のブザー!!!

この時点で考えていたこと:「sっhづwyげyfgくhdぁhdgyfgだあっぉいあおあいお!!!!!日本が世界の強豪オーストラリアに勝った!!!!!信じられない!部長許してやるよ!」

 

泣くほど感動しました。ありがとう!!!

これは歴史に残る大金星!世界の強豪相手でも勝利を期待して応援していいんだと思える試合でした。ここから日本のバスケが変わるんだと思える試合でした。

歴史的一戦を生で観られて本当によかった。光栄でした。

 

背の高いオーストラリアがインサイドのシュートを落としていましたがこれは完全に八村、ファジーカスの存在です。親善試合の韓国戦でも実感しましたがやはり非常に大きかった。もちろんこれまで日本代表を支えてきたメンバー達の奮闘も物凄かった!

このままの勢いで7月2日の台湾戦も勝利して二次予選に進出してほしいです。

引き続き応援しましょう!

 

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そういえば、その前日はNBAフリーエージェントの解禁ですねえ。

どうなることやら。